当然ですが、いきなり応募書類を書こうと思っても、よいものは書けません。
きちんと準備をすることが必要です。
そこで、どういう準備をすればよいのか、また、手順やポイントについてもまとめました。
自己分析・棚卸しをする
就職活動のスタートは自己分析・棚卸しです。
自己分析をしないということは、全く準備をしないで選考に挑むようなものです。
せっかく、応募できる職歴なしの求人があっても、準備をしていなかったら、採用されることはありません。
どんどん未来の選択肢を狭めてしまいます。
しかし、自己分析を徹底的にしておけば、今後の企業研究や履歴書・エントリーシート、自己PRや志望動機の作成がスムーズに進みますし、選考においても自信を持って臨めるので、内定という成果につながります。
この自己分析というステップはそれほど重要なのです。
企業研究をする
自己分析だけでは応募書類の作成はできません。
応募する企業の研究もする必要があります。
なぜかというと、志望意欲を伝える必要があるからです。
自己分析を元に自己PRは作れますが、これは志望意欲を伝えるための一つの要素でしかなく、どんな仕事をしたいのか、自分の能力をどこでどのように活かせるのかといったことまで含まないと、志望動機になりません。
志望する仕事や能力を活かせる場所というのは企業研究をしないと明確にならないので、企業研究は重要なのです。
応募書類を書く
自己分析、企業研究をして材料が集まったら応募書類の作成に移ります。
応募書類は履歴書、エントリーシート、自己PR書・志望動機書などがあります。
履歴書
基本的にパソコンで作成します。ネット上にフォーマットがあるので、それを利用するか、企業側が用意したものを使います。
エントリーそのものはネット上で済ませられることがほとんどなのですが、面接の際に再度提出を求められたりする場合に備えて、印刷したものを用意しておくとよいでしょう。
また、手書きにした方が良いですか?という質問も多いですが、どちらでも構いません。
手書きの方が熱意が伝わるという人事もいれば、特に気にしない人事もいます。
エントリーシート
エントリーシートは企業が用意しているものがあれば、それを使うことになりますが、ネットエントリーが主流なので、入力したものを印刷して面接の前に確認できるようにしておきましょう。
自己PR書・志望動機書
職歴なしのフリーターが職務経歴書の提出を求められることがありますが、その場合は職歴がないので提出できないと言えば、提出する必要はありません。
ただし、その代わりに自己PR書や志望動機書の提出を求められることがあります。
どちらも通常の自己PRや志望動機の分量を増やすことで対応できるので、自己PRの書き方、志望動機の書き方を参考にしましょう。
職務経歴書の提出を求められた場合
エントリーした企業から、職務経歴書を提出するように言われた場合、どうすればよいのでしょうか?
対策としては2つあります。
1つは、「職歴が無いので提出できません」と返答します。
そうすると、「履歴書だけでいいですよ」とか「自己PR書や志望動機書を提出してください」と言われるので、その指示に従います。
もう1つは、長期のアルバイトを経験しているのであれば、それを元にして職務経歴書を作成することです。
短期のアルバイトがダメな理由は、期間が短いので、工夫したこととか困難だったこと等のエピソードがないこと、継続してやり遂げられる人間かどうかがわからないからです。
まとめ
応募書類の作成は、自己分析・棚卸しをする、企業研究をする、応募書類を書くの順にするとスムーズにできます。
自己分析や企業研究を疎かにすると、その後の書類選考や面接で痛い目を見るので、しっかり行いましょう。