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高卒フリーター・ニートが消防設備士の取得を目指すのはあり?詳細を解説

消防設備士のイメージ 資格

高卒フリーター・ニートが消防設備士を目指すのはありなのか詳細を解説します。

高卒フリーター・ニートが消防設備士の取得を目指すのはあり

高卒フリーター・ニートが消防設備士の取得を目指すのはありです。

乙種は学歴・職歴に関係なく受験できる

消防設備士は、建物や施設の消防用設備の点検や工事を行うための資格です。

乙種は学歴や職歴に関係なく受験できるので、高卒フリーターやニートでも挑戦が可能です。

学歴や職歴を気にせず手に職をつけたいと考えるなら、消防設備士乙種は有力な選択肢です。

就職で評価されやすい

消防設備士は、消防設備会社やビル管理会社、設備保守企業から高く評価される資格です。

「消防設備士乙種」を持っているだけで応募条件を満たしている求人が多くあります。

資格を持っていることは、就職活動をするうえで強力なアピールポイントになります。

未経験から正社員を目指しやすい

正社員を目指しやすい点も、消防設備士を取得するメリットの一つです。

高齢化が進んでいる業界の1つなので、学歴や職歴、年齢に関係なく人材を求めている企業が多いからです。

乙種の取得から始めて、甲種も含めて複数の免状を取得すれば、より正社員になれる確率が高まります。

高卒フリーター・ニートが消防設備士を取得するメリット

高卒フリーター・ニートが消防設備士を取得するメリットを解説します。

長期的な雇用と安定した収入が期待できる

消防設備士は需要が絶えない仕事です。

高齢化が進んでいて、法律で定められた仕事があるので、ビル管理や設備点検の現場では、資格保持者が求められ続けているからです。

インフラ系の職種なので景気に左右されにくいこともあり、長期的に安心して働けます。

資格手当がつくことが多く、有資格者でないとできない仕事もあるので、安定収入を得やすいです。

ビルメンテナンスや電気設備会社でも活躍できる

消防設備士の資格があれば、消防設備会社以外では、ビルメンテナンス業界、電気設備や工事会社でも役立ちます。

「乙種6類」や「甲種4類」を持っていると、消火設備や警報設備の点検・整備が可能になり、業務の幅が広がります。

ビル管理業務では「電気工事士」とセットで持っていると非常に重宝されます。

AIによって仕事を奪われにくい

消防設備士は、AIやロボットに代替されにくい職種です。

消防設備の工事は甲種を持っていないと法律で定められていて、その他の業務も人間の判断がないとできない仕事が多いからです。

今後、技術が進化しても「現場作業」と「トラブル対応」が伴う仕事は、AIに取って代わられるリスクが少ないため、長期的に安定して働ける職種と言えるでしょう。

現場経験を積めば将来独立も可能

消防設備士として現場経験を積むことで、将来的に独立開業を目指せます。

点検や工事のスキルを習得し、管理技術者としての実績を積めば、自ら消防設備の保守・点検業務を請け負う立場になれるのです。

消防設備士として経験を重ねた後に、ビル管理会社や設備工事会社を立ち上げているケースも少なくありません。

「手に職をつけて将来独立したい」と考えている方には、消防設備士は適した職業選択と言えるでしょう。

高卒フリーター・ニートが消防設備士の取得を目指す際のデメリット

高卒フリーター・ニートが消防設備士の取得を目指す際のデメリットを解説します。

甲種は受験資格の制限がある

消防設備士の甲種は受験資格の制限があります。

乙種取得後に一定の実務経験を積むか、電気工事士や電気主任技術者などを取得する必要があります。

未経験からいきなり甲種を目指すのは困難なので、誰でも受験できる第二種電気工事士を取得してから挑むのが無難です。

全部で8免許分の試験を受けなければならない

消防設備士は8つの種類があり、甲種と乙種の合計で13個あります。

甲種は乙種を兼ねるため、8免許分の試験を受ければよいですが、合格するまでに少なくとも1年間かかります。

その都度最寄りの試験地に行かなければならず、一度に全てをカバーするのは難しいのが現実です。

難易度はやや高め

甲種試験は乙種に比べて難易度が高いです。

合格率で言うと、甲種の平均が30%ほどで、乙種が38%ほどです。

両方とも国家試験の中では特別難しいというわけではありませんが、簡単というわけでもありません。

十分に独学できますが、自信がないという人は通信講座を受講するのも1つの方法です。

消防設備士甲種の受験資格を得る方法

消防設備士甲種の受験資格を得る方法を解説します。

消防設備士乙種と実務経験の場合

消防設備士乙種を取得した後、2年以上の実務経験を積むと受験資格が得られます。

難易度が低い、乙種第6類を取得して現場で消火設備の点検や保守業務を行い、その経験を積むことで甲種の受験資格が得るのが一般的です。

資格未取得よりもに乙種を取得した方が就職はしやすく、実務経験も伴うため、キャリアを積んでいくという観点でおすすめです。

実務経験のみの場合

消防設備の実務経験が5年以上あれば、乙種を取得していなくても甲種を受験できます。

消防設備点検業務や設置工事の補助をしている人が該当しますが、経験証明書を提出する必要があり、勤務先の協力が不可欠です。

業務内容が資格要件を満たしているかどうかも、事前に確認が必要です。

資格なしでも就職は不可能ではありませんが、受験資格を得るまでに時間がかかり過ぎるので、ベストな選択肢ではありません。

他資格のみの場合

電気主任技術者や技術士など、指定された資格を持っている場合も甲種を受験できます。

実務経験を積まずに甲種取得を目指せるので、効率的です。

おすすめは、難易度が低い第二種電気工事士と第三級陸上特殊無線技士で、免状・免許が交付されている場合、甲種を受験できます。

乙種7類の漏電火災警報器を工事できるのは電気工事士で、一部試験科目免除もあるので取得しておいて損はありません。

学歴のみの場合

工業高校で、機械、電気、工業化学、土木又は建築に関する学科又は課程を修めて卒業した場合は受験資格が発生します。

工業高校を卒業した高卒フリーター・ニートは学科・課程・授業科目を確認しておきましょう。

甲種特類の受験は甲種の該当する免状が必要

甲種特類を受験するためには、甲種の第1~3類のうち1つと、甲種第4類・5類の合わせて3つの免状が必要になります。

ステップを踏まないと甲種特類は受験できず、業界の中での需要も低いので、受験は最後で構いません。

消防設備士の資格取得にかかる費用・時間

消防設備士の資格取得にかかる費用・時間を解説します。

受験料やテキスト代

  • 受験料:乙種4,400円、甲種6,600円
  • テキスト代:5~10万円
  • 講座費用:5~10万円
  • 免状交付手数料:2,900円

受験料は甲乙8免許分で48,400円かかります。

同様に、免状交付手数料は8免許分だと23,200円になります。

テキスト代は、問題集や過去問を含めると5~10万円かかります。

テキストでの独学ではなく、通信講座を受講する場合の費用は5~10万円ほどです。

通信講座は甲乙の一部の試験しか販売されていないことを考えると割高です。

独学だと、総合計で12~18万円ほどみておくとよいでしょう。

学習時間の目安は700~800時間

消防設備士乙種は300~400時間、甲種は500~600時間が合計の学習時間の目安とされています。

甲種は乙種を兼ねるので、8免許分だと合計で700~800時間が必要です。

アルバイトをしながら勉強する場合、毎日2~3時間の勉強を続けて約1年かかる計算なので、無理なく継続できる学習計画を立てましょう。

高卒フリーター・ニートから消防設備士になる方法

高卒フリーター・ニートから消防設備士になる方法を解説します。

乙種6類・甲種4類を取得してから企業に応募する

高卒フリーターやニートが消防設備士として就職を目指す場合、乙種6類や甲種4類から取得するのがおすすめです。

需要が高い資格なので、ビルメンテナンス会社や消防設備会社で評価されやすく、未経験からでも正社員として採用されやすいです。

資格取得後は、求人サイトや転職エージェントを活用して「消防設備士」「設備管理」「メンテナンス」などの職種を中心に応募を進めましょう。

資格手当が充実している企業を狙うと、入社後の給与面でも有利です。

資格未取得のまま企業に応募する

消防設備士の資格を持っていなくても、補助者として働きながら資格取得を目指す方法もあります。

ビル管理会社や設備管理会社の中には未経験者を積極的に採用するところもあるので、資格なしでも諦める必要はありません。

その際、資格取得支援制度や研修制度が整っている企業を選ぶと、無理なく資格取得が可能です。

まとめ

高卒フリーターやニートが消防設備士になることは、安定した職業と将来的なキャリアアップを実現する有効な手段です。

乙種6類や甲種4類を取得すれば、就職先の選択肢が広がります。

資格取得には一定の勉強時間と費用がかかりますが、未経験からでも挑戦できる点が大きなメリットです。

ビル管理やメンテナンス業界は安定性が高く、長く働き続けられる職場が多いので、年収アップやキャリアアップも見えてきます。

消防設備士としてのキャリアを築きたいなら、第一歩を踏み出してみましょう。